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インストールの手引き



はじめに

本バージョンのOxCalは,使用頻度やその使い方に応じて様々なかたちで利用することができます。

OxCalは,三つのモジュールで構成しています。

サーバ版では,ウェブブラウザでデータの入出力を行い,解析をOxCalサーバで行うことになります。


サイトへのアクセス

サーバ版へアクセスするには,ユーザ名とパスワードが必要になります。まだ,アカウントを持っていない方は,[New user]をクリックし,利用者のイニシャル,名字,Emailアドレスを入力してください。

パスワードは,入力したEメールアドレスへ送信されます。ログオン後,[Change password/email]を選択して,あなたの覚えやすいパスワードを作成しておくとよいでしょう。イニシャル,氏名,eメールアドレスも再度入力し直すことができます。

一度登録を行うと,各ユーザに割り振られた解析データ保存用のディレクトリへアクセスできるようになります。サーバ上にあるデータは,万が一の紛失に備えてご自身のローカルフォルダへ保存しておくことをお勧めします。

設定が確認できましたら,データの入力を参照してください。


リモートアクセスにおけるブラウザの要請

データの入出力部にあたるウェブブラウザでは,cookiesやjavascriptによる操作を必要とするため最新のウェブブラウザを使用してください。また,OxCalPlotモジュールによって出力された図表データを扱う場合には,SVG対応したブラウザが必要になります。この要請は,v4.0からの規格で,これら条件を満たすブラウザはいくつかに限られます。

現在,SVGに最適化されているブラウザは,Safari,Google Chrome,Opera,Firefox,Adobe SVG viewer(いずれも無料提供されています)が挙げられます。Adobe SVG viewerは,ここからもダウンロードできます。

Adobe - Scalable Vector Graphics: SVG zone

ブラウザの選択は,使用されているオペレーティングシステム(OS)によって異なってきます。

Windows

Windows環境下では,以下の条件で動作確認がされています。

Adobe SVG Viewerを実装したInternet Explorerも利用可能です。ただし,多くのウェブブラウザがSVGをネイティブサポートしている中,最新版IEでもSVGサポートしていませんのでご注意ください。

Mac OS X

Windowsと同様のブラウザが利用可能です(Internet Explorer for Macを除く)。推奨されるブラウザは以下の通りです。

Win,Mac以外のOS

ご利用されているOSで,FirefoxあるいはOperaが正常に動作していれば,OxCalを使用することができます。


PCへのインストール

本プログラムは,PCへインストールして使用することができます。ただし,Firefox(v1.5あるいはそれ以上)あるいは,その他のMozzillaベースのウェブブラウザ(Camino, Netscape NavigatorあるいはSeeMonkey)が必要になります。これは,プログラムの呼び出しやローカルファイルの呼び込み,保存などウェブブラウザからのファイル操作機能が必要となるからです。

distribution パッケージは,OxCal ウェブサイトからもダウンロードできます。ダウンロード後解凍してください。

WindowsPCへのインストール

解凍したパッケージからOxCal packageを次のディレクトリへコピーしてください。

C:¥Program Files¥

プログラムを実行させるため,FireFox(v1.5あるいはそれ以上)などのウェブブラウザで以下のURLを開いてください。

file://C:/Program%20Files/OxCal/Index.html

本プログラムでは,プログラムの実行およびファイルの保存時にウェブブラウザ自体のファイル操作機能を利用しています。

初回起動時に,デフォルトディレクトリが作成されます。

C:¥Documents and Settings¥username¥OxCal¥

Macへのインストール

解凍したパッケージからOxCal packageを次のディレクトリへコピーしてください。

/Applications/

プログラムを実行させるため,FireFox(v1.5あるいはそれ以上)などのウェブブラウザで以下のURLを開いてください。

file:///Applications/OxCal/Index.html

本プログラムでは,プログラムの実行およびファイルの保存時にウェブブラウザ自体のファイル操作機能を利用しています。

初回起動時に,デフォルトディレクトリが作成されます。

/Users/username/OxCal/

Linuxへのインストール

基本的にはMacのインストール方法と同じですが,実行プログラムはUbuntu環境下でコンパイルしたファイルを使用しています。


対応ブラウザ一覧

ブラウザ対応状況
サーバ版PC版
テキストグラフィックスSVGの保存PDF/PNGの保存 テキストグラフィックスSVGの保存PDF/PNGの保存
Camino
Firefox
Google Chrome
Internet Explorer
Internet Explorer
with Adobe SVG Viewer
Minefield
Netscape Navigator
Opera
SeaMonkey
Safari 2
Safari 3/4
Webkit

Internet Explorerは,SVGをサポートしていません。最新のものをご使用ください。


サーバへのインストール

PCへのインストールと同様に,サーバ上のドライブへ本プログラムをインストールすることができます。クライエントはFirefox等,互換のあるブラウザが必要となります。

phpサーバ上でのインストールを希望される方は,本プログラム開発者へご連絡ください。

利用条件

サーバ版OxCalを利用するには, WindouwsあるいはMac OS X Serverが必要となります。本プログラムは,アクティブサーバオペレーションを実行するためphpを利用しています。

サーバ版のOxCalでは,サーバ用の設定が予め調整されています。ただし,セーフモードでの実行はしないでください。また,解析処理時間の調整を行う場合,php.iniファイルのコマンドラインを書き直す必要があります。

safe_mode = Off
max_execution_time = 6000

初期設定では,大きなモデルの解析に対応できるように最大処理時間100分が設定されています。本プログラムの使用が短時間に限られる場合は,これよりも短い時間へ変更することをおすすめします。OxCalサーバは,解析の実行をになっており,図表出力はご使用のPCで行うことになります。

ディレクトリ構造

サーバ版OxCalは,3つのディレクトリに保存されたファイルを使用します。

config.phpファイルは,ディレクトリパスを含んでおり,実行中のOxCalと関連付けされています。各OSに対応したこれらのファイル(configMac.php, configMacServer.php, configWindows.php)には,この設定例が記載してあり,起点ログが含まれています。関連ファイルを編集する場合は,前もってconfig.phpファイルのバックアップをとってから使用するようにしてください。