CHIME年代測定の裏話

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自作が基本

鈴木名誉教授は自ら大工仕事をします.いろいろカタログを見ても,「高いくせに使いにくそうだなぁ」と言っては自分で作ってしまいます.しかも,センター長になっても「人手も金も無い」とブツブツ言いながら自分で大工仕事や電気 工事をやります.しかも,外注に出すよりもセンター長が作業した方が速いことがほとんどです. 「こんなことは若いのにやらせれば....」と思うかも知れませんが,若い衆は, もっとすごいことやらされてます. 昔は電気回路もいじっていたのですが,最近は老眼で「基板のパターンを追い 掛けられない.」と言って若い衆にやらせています.

メーカーからは部品だけ

鈴木名誉教授は2000年3月31日まで大学院理学研究科地球惑星理学専攻の岩石学講座(通称:名大岩鉱)に所属していました.そこでいろいろやっ たため,EPMAが故障してもメーカーはまず部品を送ってきます.

理由は古いEPMAでとんでもないことをした前科があるからです. それは,真空管で作られていたのですが,それをトランジスターに置き換えて, メーカーの回路図とは似ても似つかない回路になってしまいました.これでは, メーカーに頼んでも来てくれるはずがありません.

しかも,この伝統は受け継がれ,「EPMA特殊工作部隊」として現有のEPMAに怪 しげな改造をほどこしまくっています.なおしてくれと言おうにも,「うちの 回路と違う」と言われると返す言葉がないので,修理も自前です.そして,さ らにメーカーの回路図からかけはなれた装置になっていきます.

部品が来るのはまだましなほう

故障してメーカーに電話をかけると,「標準納期は60日.自分で作った方が 早いし,基準よりも良い部品を使えるから性能も高いと思います.」そのため, 准教授が半田こてを握ります.

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電源燃えた

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